医師国家試験、CBT

【CBT】医師CBTでIRT 700目指す簡単な方法

医師になる上で最初の関門となるCBT

2017年当時に書いた記事ですので、現在のCBTの状況とかけ離れてる場合があります。一つの参考として読んでください。

 

マッチングにおいて、この人国家試験合格するのか?という一つの基準とする病院もあるため、普段の成績が上位でない人でも、CBTはいい点を取っておきたいですね。

今回は、自分の経験を含めて、コスパよくCBTで良い点をとる方法を書いていきたいと思います。

CBTは学校の試験と違い対策が取りやすい

CBTは、全国共通のテストですが、その分学校の試験よりも過去問のデータ、および対策の方法論なども多く公開されており、対策は立てやすいです。また、選択問題であるため、よく言われる“よくわからないけど当たっていた”という現象が起きます。

実際に自分の普段の成績は、学内でもそれほど良いものではないですが、対策をしたおかげで、CBTでは点数を伸ばすことができました。

実際の成績の写真です。

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対策することで6段階評価の6,IRTで700越えを達成することができました。
具体的な勉強法、教科書、問題集を挙げていきます。

そもそもCBTとは

CATO(CBTの運営機構)のホームページはこちらから

ホームページは試験の概要がわかりやすく載っているので一度は目を通したいですね。

ホームページの説明をまとめると、

  1. コンピューターで全国の医大生が受ける、臨床実習前のテスト
  2. 受ける時期は学校によりまちまち
  3. 問題は、プール問題からランダムに出題され、結果は6段階評価およびIRTででる。
  4. 単純5肢択一問題(約240設問)、症例が提示された課題についての5肢択一問題の連問、多肢選択連問(合計約80設問)からなる。試験時間は合計約6時間。
  5. 一定数の新作問題(320問のうち80問)が含まれそれらは、解答者からわからないようになっているが、採点はされない。

試験の概要はこんな感じです。ポイントは、CBTでは新作問題が含まれて、それは採点されないということです。このため、自分の思っていたより点数が伸びなかったり、逆に大多数の人の意見として、テストの感触よりも良い結果が届くということになります。

また、問題はプール問題からランダムに出題されるため、やたら呼吸器が多い呼吸器地獄や、しつこく感染症が出たり、産婦人科の問題が鬼のように並んだりします。このため、CBTの対策は、広く浅くポイントを抑えることが重要となります。

王道の勉強を反復する

CBTの対策は上記のように、ポイントを抑えつつ広く浅くといったことが求められます。

一つの科のエキスパートになったところで点数は伸びません。疾患の基本的病態から診断までを頭に入れる必要があります。

実際の自分の勉強法としては

MEC (CBTビデオ講座)2周

クエスチョンバンク

vol2,3は5周

vol1,4,5は3周

といった形で周回の数を重視して行いました。

理想的な学習期間は2~3週間

よくCBTの学習期間が問題となることがありますが、最終的な追い込みでCBTにがっつりと取り組むのは、2,3週で十分ですし、それより以前に行っても、あまり点数が伸びるとは言えません。

自分の学習スケジュールとしては、

  1. 4年の夏にCBTだったので、3年の秋から、授業中にCBTのMEC講座を少しずつ内職して終わらせる(一周)。
  2. 4年の春からQBに取り掛かるが、大会と学年試験と、夏はイベントが多く、vol2,3を一周ずつ終わらせるのみ。
  3. 大会終了後、空いている二週間のCBT準備期間で、QBに取り組む
  4. 9月受験

こういった形で、勉強を終えました。夏でのCBT受験ということで、部の大会に参加しないという人も多くいましたが、医師となってからの方がハードスケジュールですし、生活にメリハリを付けるという意味でも部活は続けた方がいいと思います。勉強ひたすらするのも気がめいります。

上記のように、CBTでは、問題数もかなりの量になるため、メリハリを付けて取り組むことが重要になります。私生活はできるだけ削らず、ハイスコアを目指してください。

記憶は耳と目から

ここからは、個人の勉強法の自由ですが、あくまで私が最良と考える勉強法を紹介します。

まず、CBTは国家試験ほど難易度は高くなく、ビデオ講座をとらなくて十分という人もいます。

私は、ビデオ講座は必ず受講すべきものだと思います。特に私も含め、普段あまり勉強せず、学内試験の成績はいまいちという人ほどビデオ講座を活用するべきです。

その理由としては

  1. 人間は、耳からの情報の方がが目からの情報よりも記憶に残りやすい
  2. 講師ははるかに自分よりも頭が良く、CBTの対策・分析を毎年行って居る人である。つまり自分でノートを作成する時間を、講師のノートを覚えることに費やした方が費用対効果が高い。
  3. 2倍速の機能があり、内科の勉強を10時間ほどで網羅することができる。

ということが、挙げられます。

また、国家試験において今現在求められているのは、病態生理をもとに解答を組み立てるということです。将来的にQBの暗記よりも、ビデオで病態生理をまとめておいた方が得です。

上記の方法をひたすら反復することで、CBTではハイスコアをとることができます。

私の近しい人が、CBTを受けますがその人が受かるようにと自分の勉強法をまとめました。

何か質問があれば、いつでも受け付けるので、コメントをください。